本来、負けた馬が1番人気に支持されているなら、それより人気がない先着している馬から入るのが定石ですが、ここは⑫番ダノンベルーガを信頼します。
それほど、共同通信杯でのパフォーマンスが印象深く、右トモの不安から皐月賞の出走を迷っていたことや、最悪ともいえる①番枠からの0.3秒差4着なら、やはり東京コースでこの枠順なら、アクシデントがない限りは頭を取れると考えます。
もっとも、人気馬が外枠に集まり、脚質的にも牽制し合うようだと、内目の枠から先行する馬で十分に勝負になると思います。
その筆頭が、③番アスクビクターモアです。
皐月賞でも、前半35.2秒のペースで逃げて、最後まで踏ん張っていましたし、元来は逃げなくても競馬ができますので、この枠順なら、他の馬を行かせて内目のポケットをキープできれば、相当にやれると考えています。
人気になっている馬では、弥生賞と皐月賞でのレース振りが、明らかにこのレースへ向けての走り方をしていた⑬番ドウデュースが有力だと思います。
⑱番イクノイックスは、東京スポーツ杯からぶっつけで皐月賞というローテーションを組むというほど、回復に時間を要する馬で、能力的に抑えは必要だと思いますが、昭和時代から競馬をみてきた者にとっては、どうしても違和感を覚えてしまいます。
皐月賞馬となった⑮番ジオグリフも、外枠が有利だったトラックバイヤスの恩恵を受けたことと、ノドに不安があるので、この猛暑となる天候はマイナス材料になると考えます。
ダービーでは、黄金の枠順である①番枠には、京都新聞杯を勝ってきたアスクワイルドモアが入りました。
重賞お宝データでは、どんな理由があっても2桁着順を記録してしまった馬は全滅とありますが、この枠順は買っておきたいと思います。
⑥番プラダリアは、この短い期間に2度も東京2400メートル戦を走るのはきついことではありますが、青葉賞を早めのラップを先行する形で勝ち切り、中間の調教でもビシビシと追われています。
高速馬場は得意なタイプで、今週からCコース替わりで内側にトラックバイヤスがかかった場合、池添兄弟の執念も加味すればと考えます。
馬券のまとめ
まずは、鮮やかにダノンベルーガが先頭でゴールするシーンを想定して、
⑫番(1着固定)→①③⑥⑬⑱の3連単
③番=⑥⑫⑬
⑥番=⑫⑬
馬単マルチ
加えて、展開の紛れも期待して、
③番アスクビクターモアからの馬単マルチと
③番⑫番2頭軸による3連複総流しバクダン作戦で勝負します。